こーじ通信

No.104 コロナの中、家族会ができることは?
年月

 みなさん、ご無事ですか?こんなご挨拶から始まるのも悲しいことです。おそらくコロナウイルスに罹患されてしまった方、濃厚接触者として自宅待機を余儀なくされた方もいらっしゃるのではないかと気がかりです。高次脳機能障害がある方はもちろん、ご家族であっても大変なことだろうと思います。みなさん、そういう時にどうされているのだろうか?と心配しています。こちらには特にご連絡が無いので、情報をお伝えくださればありがたいです。
 昨年度の予定していた行事は、すべて中止をせざるを得なくなりました。少し落ち着いたからと企画した研修会も、土壇場で中止としました。さらにこの4月にはできるかと準備を進めていましたが、またもや緊急事態宣言その延長と、状況は一向に収まりません。一般にはリモートの講演会の開催ということを考えるのかもしれませんが、一体どれだけの方々が参加できるのか…。何とも悩ましい判断でしたが、今急いで行って、行き帰りや会場などで、みなさんをコロナの危険に晒すわけにはいかないと「中止」という判断になってしまいました。何とも悔しく、淋しい決断です。
 Zoom世話人会での話し合いの中で、緊急事態宣言が解除されたからと言って、決してコロナが収まってきたわけではない、政府の解除の判断は、感染状況と経済活動のバランスを見ながらのものであって、医療現場は前回の解除の時より悪くなっている、という情報がありました。
 また解除の3月末は普段でも人の動きが多くなる時期。卒業、異動、入学、入社等など、それに伴う人の行動はいつもより広く、活発にならざるを得ません。又オリンピックのことも考えなければならないし、経済を考えれば、この時期に解除しなければならなかったのかなぁ、何だか収束など当分難しいよね、と悲観的な思いになってしまいます。ワクチンを打てば、と言われていますが、その安全性を問われながらも、一向に我々まで届いてこない状態。さらに変異株の拡大も進み、今のワクチンがそれに対応できるのかどうかも解らない状態です。みなさんご無事で、と言うしかありません。
 こんな状態は結構長く続くのではないかと思うと、家族会の活動自体の在り方を根本的に考え直さなければならないと思っています。みなさんの顔を見ながら、一緒にどこかへ行ったり、食事を作ったり食べたり、おしゃべりしながら情報を得て自分のことを考える、などと普通に行っていたことができなくなっていく。さらにみんながみんなリモートでつながることもできない。さて、打開策はあるのか?新たな道を探っていくしかありません。良いアイデアがあったら是非、お知らせください。


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